- まことの保育について -
志和龍城認定こども園は浄土真宗本願寺派保育連盟に加盟しており、通常の保育活動に加えて「まことの保育」を実践しています。私のいのちの輝きを願い、私と共に生きてくださる阿弥陀さまのお慈悲に育まれることを、幼児との生活を通して幼児と共に喜び合う保育が「まことの保育」です。
本園では「まことの保育」の振興を図ることを目的として下記の事業内容を行っています。
①朝のおつとめ ②仏教行事への参加(花祭り、降誕会、法名図絵特別永代経法要、報恩講) ③茶道・華道の稽古 ④仏教講演会開催
⑤「まことの保育」定例研修会(全職員)
⑥日刊「仏の子通信」の購読と気づきや報連相の日報提出(全職員)
「まことの保育理念」
子どもたちの心の荒廃が深刻な社会問題となっています。その理由として、幼児期からの宗教的情操教育「心の根っこを育てること」をおろそかにしてきたことが大きな反省点としてあげられます。
そこで当園では、心の根っこの土台を築く乳幼児期に、豊かな宗教的情操教育の中で親鸞聖人の生き方に学び、生かされている「いのち」の尊さに頷く感謝の心を育むことを、当園の保育理念としています。
「まことの保育方針」
豊かな宗教的情操教育の中で、心身の調和的な発達を図り、一人ひとりの幼児が幸せな生活のできる礎を築く。
宗教的情操とは、端的には「宗教心」のことで、言い換えると「いのちの尊さを知る良心」のことです。
実は、人間は生まれながらにして、「いのちを平等に見る良心」を持っています。
乳幼児期に宗教的情操教育を行うということは、この生まれながらにして持ってきた美しく温かい良心を大切に育んでいくことであり、これを当園の保育方針としています。
「まことの保育信条」
尊いみ教えを聞いて、仏の子を育てます。「まことの保育」の認定こども園では、教える側と教えられる側、大人と子どもの枠を越えて、「ともに生きる生かされる」ことを保育の根幹とします。なぜなら、ともすると大人の上から目線で、子どもの大切な芽を摘み取ることにもなりかねないからです。
私たちは、子どもと同じ目の高さに立ち、共に「尊いみ教え」を聞き、常にわが身を振り返って、自らの保育の基本姿勢を問い直すことを当園の保育信条としています。

- まことの保育4つの柱 -
「仏さまをおがみます」
仏さまに手を合わせて園の一日が始まり、仏さまに手を合わせて一日が終わります。
子どもたちも保育者も、互いに向かい合って生活を送ることは大切ですが、もっと大切なことは、私たちを導き、育み、愛して下さっている仏さまへみんなが手を合わせ、反省したり感謝していく生活をおくることです。
「みんな仲良くいたします」
認定こども園は、子どもたちが初めて関わる小さな社会です。たくさんのお友だちとなかよく生活するためのルールがあります。お互いに助け合う心、支え合う心を育てていきます。
「話をよく聞きます」
絵をかいたり、工作をしたり、おゆうぎやゲームをしたり、さまざまな園生活の中で、子どもたちの創造心と探究心がぐんぐん育まれていきます。
そしてその中で大切なことは、お話を素直に聞くということです。
「いつもありがとうと言います」
「ありがとう」「ごめんなさい」は素直で、とても美しい言葉です。園では植物や野菜を育てたり、お散歩にいって自然とのふれあいを大切にしています。
そのふれあいの中で、「いのち」の尊さを学び、私を支えたり、生かして下さる多くの「いのち」に素直に「ありがとうございます」と言える感謝の心を育てます。
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